ビフィズス菌の利点と欠点

2019.06.30

歯の豆知識

むし歯が重度なお子さまのお口の中から、多くビフィズス菌が見つかることが東北大学の研究によって判明しました。

ビフィズス菌は糖をエサにして、酢酸と乳酸を作ります。

大腸の中ではこの酸が悪玉菌をやっつけてくれるのですが、

お口の中ではその酸が歯を溶かし、むし歯にしてしまうのです。

 

ミュータンス菌が酸を作ることはフッ素(フッ化物)で抑えられることは今までの研究で判明していますが、

ビフィズス菌は、フッ素の効果が無いことも判明しました。

より高濃度のフッ素を投与しても、効果が薄いそうです。

 

また、そのビフィズス菌はブドウ糖(主に砂糖や炭水化物)より乳糖(母乳や牛乳)をエサにしたほうがより多くの酸を作ることも判明しました。

乳児、小児は母乳・牛乳をよく口にすることから、むし歯予防を考え直す必要があるようです。

 

ビフィズス菌はお腹にとっては善玉菌ですが、お口にとっては悪玉菌に近い役割になっています。

ビフィズス菌に限らず、例えばフッ素にも良い面と悪い面があります。

フッ素をたくさん摂り過ぎても全く摂らなすぎても、身体へ悪影響があるのです。

良い面だけ知っていても悪い面だけ知っていても、偏った判断になってしまうので

なるべくその両面を知って貰えるよう、情報発信していきたいと思います。